希望する年収が高すぎると婚活に失敗する
婚活という言葉がすっかり世の中に定着していて、結婚相手を見つけるための相談所やパーティー、イベントなどの結婚ビジネスも大盛況のようです。
そのせいか、ある程度の年齢になると婚活を始めなくてはいけないという考え方が、男女ともに広まってきているようです。
ところが、実際に婚活を始めてもなかなか結婚できないという人も多いようで、いつまで続くか分からない結婚相手探しに暗い気持ちになる人も少なくないようです。 そういう人の多くは、あまり結婚に対して具体的な希望がないまま、漠然と婚活を始めているようです。
結婚にはっきりした目的がなかったり、将来自分の夢や希望がなかったりしていると、結婚に対する具体的な理想像が見えてこないため、どんな相手に出会ってもピンとくることはありません。
また、自分で自覚がない人が多いのですが、結婚に対する条件が現実離れしている人がたくさんいます。 一番多いのが、相手に対する年収の希望です。
婚活をしている女性の8割が、結婚相手に望む年収は600万円以上と答えているのですが、今の社会でそれだけの年収を得ている適齢期の男性は、全体の3%程度しかいないのです。
結婚後に共稼ぎをしたくないと思っている女性も多いようですが、これもまた現実的ではない考え方です。 今の社会で、夫だけの収入で生活ができている家庭は、全体の1割しかいないそうです。
現実的に結婚を考えるのであれば、相手の年収は高望みせず、共稼ぎで生計が立てられるような結婚プランを立てるべきです。 そうなると、家事や育児に協力的な男性が理想的になるため、結婚相手に望む条件が自然とはっきり見えてくるようになります。
結婚に対して特に理想がなく、なんとなくしなくてはいけないと考えているのなら、まだまだ結婚は早いということです。
とにかく結婚したいということばかりに囚われていると、結果的には自分に合った相手や生活を手に入れることができずに、幸せが手に入らないということになってしまいます。
「結婚はゴールではなくスタートだ」というお決まりの言葉がありますが、これはやはり本当のことで、結婚することを目標にしてしまっては、幸せな結婚はできないと思った方がいいでしょう。