婚活疲れで心がsosを出さないためには
昔ほど適齢期を気にしなくなったとはいえ、30代になって独身でいると周りも自分も結婚を意識することは確かです。
婚活はすでにビジネスになっているので、結婚相談所だけでなくお見合いパーティーやお見合いサイトなど、結婚相手を見つける場所もたくさんあって気軽に利用できるようになってきています。
就職活動を「就活」というように、結婚相手を探すことを「婚活」というのも、最近では珍しくなくなっていて、誰もが知っている言葉として定着してきています。
積極的に婚活をして、さまざまなサービスを利用すれば、すぐに結婚相手が見つかりそうですが、実はそうでもない人も多いようで、中には結婚相手探しに疲れてしまって心がsosを出す人も増えているそうです。
最初は「自分もそろそろ結婚したほうがいいかな?」とか、「とりあえずやっとくか」程度の軽い気持ちで婚活を始めていても、なかなか自分の理想とする相手が見つからなかったり、見つかっても相手に気に入られなかったりして、どんどん精神的に追い詰められてしまうというのです。
心がsosを出してうつ状態になる人もいるようで、心療内科の中にはそういった人専用に「婚活疲労外来」という科を新設している病院も増えてきています。
心がsosを出す人にありがちなのが、結婚や相手に対して「こうあるべき」という自分で決めた定義を持っていることです。 その定義に縛られ過ぎて、妥協できないために相手がなかなか見つからないのです。
一番勘違いしているのが、平均年収です。 独身女性のほとんどが、25歳〜35歳の男性の平均年収は600万円だと思っているようですが、実際にその年代で年収が600万円以上ある男性は、全体の3.5パーセントしかいないのです。
また、価値観が同じということにこだわりすぎている人もいます。 芸能人などが結婚会見の時に、結婚の決め手を聞かれて「価値観が同じだから…」という言葉をよく聞くせいか、一般の人も結婚相手の条件に「価値観が同じ人」というのですが、自分とピッタリ同じ人を探し過ぎて相手が見つからないという結果になる人も多いようです。
心がsosを出さないようにするためには、自分をあまり追い込まないようにすることです。 「今年中に結婚相手を見つける」といった、期限を決めた目標を立てても、受験勉強や仕事のノルマとは違うので、スケジュール通りに相手が見つかることはありません。