親同士の代理お見合いとは
子供の結婚を「寂しい」と思うのは結婚適齢期まで。
それを過ぎて尚独身だと、大抵の親は逆に心配になるようです。
そんな「もういい年なのにウチの子は結婚する気がないみたい・・」と心配する親御さんの中には、親同士が本人に代わってお見合いをする「代理お見合い」というサービスを利用する人もいます。 これはその名の通り親同士の婚活。
お見合いパーティ当日までに申し込みをし、子供の年齢や職業、学歴、居住地、喫煙の有無、相手に求める条件などを登録してもらいます。
本人を特定できない程度に上記のような個人情報が一覧になった名簿が送られるので、当日までにある程度目星をつけておくのだそうです。 当日は詳細を書いた身上書のようなものと子供の写真を用意し、パーティに臨みます。
参加者全員と話をする機会をもうけるパーティもあれば、フリータイムで自由に話すタイプのパーティもあります。 お互いに気に入れば写真と身上書を交換、連絡を取る約束をして本人たちに引き継ぐわけです。
今時子供の結婚に親が介入するというのもいかがなものか、と思う人も少なくないでしょう。 しかし参加する親御さんの意見としては、「自分たちがいなくなった後、独りで生きていく子供を想像するといても立ってもいられない」のだそう。
子供の側からしても、「婚活したくても時間がない」という人も多く、また「結婚相手は第三者の客観的な目で見てふさわしいと思われる人を選びたい」という考えを持っている人もいるようです。
また結婚とは家族同士のつきあいも関係してきますから、親同士が最初から結婚に関して乗り気であることが分かっていれば、心配事が一つ減ることになりますね。