婚活で年収1000万円の男性を探そうとしても
少し前の結婚相談所では、高収入、高身長、高学歴を希望する女性が大勢いました。
いわゆる「三高」といわれ、なにかと物議をかもしたものです。
「三高」といって騒がれる以前の昭和の頃に、結婚の条件としてよく言われていたのが、「家付き、カー付き、婆抜き」の3条件でした。 最近は、結婚で相手に期待する条件は「三平」というのが主流になっているそうです。
「三平」というのは、平均的な収入、平均的な外見、平穏な性格、ということで、この不景気な中、「三高」は、無理なことが十分承知の上で「三平」というところで落ち着いたのでしょう。 特徴の男性を希望する女性が増えているという事のようです。
平均的な収入というのは、婚活女性の希望する収入が1000万円だったのだが、値下がりして、今や600万円で手を打とうということらしいのです。
今時期、婚活で年収1000万円の男性を探そうとしても、1000万円も年間収入がある男性は、医者、起業して成功した男性、または、リスクの高いファンドマネージャーか・・・、いずれにしても、そのような男性と結婚しようと目論むなんて、どんなに逆立ちしてみても、限りなく可能性はゼロに近いのではないでしょうか。
類は友を呼ぶといいまして、金持ちの男性には金持ちの女性が、高学歴の男性には高学歴の女性が、もうすでに、カップルが成立してると思いますし、第一、そのような独身男性を周囲の女性たちが放っておくはずないですよね。
また、婚活で年収600万円の男性を探すといっても、今の時代の、平均的年収は300万円から400万円と言われています。 したがって、 600万円の年収というのは、かなりの高額所得者になるので、探すのは、非常に難しいと思われます。
確かに、結婚、出産、子育てを考えると夫婦共稼ぎでなければ生活できないのじゃ、心細い感じもしますね。 男女雇用均等法が成立していても、日本は、まだまだ男社会なので、しっかりとした育児休暇などの福利厚生が整備されている会社は少ないです。
ましてや、働く女性の職場の多くは、まだまだ「出産=退職」という感じになっていますよね。 これでは、安心して子育てもできません。 やはり、まずは女房・子どもを養える年収があり、その上で共働きを考えるというのでなければ、結婚は無理かも・・・ですね。