高齢者の出会い系サイト利用の問題点
「熟年離婚」という言葉がすっかり定着した今、同時に高齢者の婚活も増えつつあります。
離婚であれ死別であれ、独りになってしまった高齢者の方々は、現在の独り暮らしへの寂しさや不安から、新たな人生のパートナーを探すようになったのだそう。
現在65才以上の高齢者で独り暮らしをしている人は16%以上で、新たにパートナーを探したいと願う人たちは中高年向けの婚活イベントやサイト、結婚相談所に登録といったかたちで婚活に励むのだそうです。
しかし20代〜30代の若い世代と違い、中高年の場合にはそれ特有の問題もあります。 例えば子供の反対。
その理由には様々なものがあると思いますが、特徴的なのは遺産相続に関する理由から、というものでしょう。
新たに配偶者を得た場合、遺産の半分は配偶者に相続権があることになってしまうため、子供たちが納得せず、結果として入籍しない事実婚になることも多いのだそうです。 また健康問題もあります。
特に過去に介護の経験のある人は、再婚後また介護に追われるのはもう嫌、と考えるのも無理はなく、交際前に健康診断結果を公表する場合もあるのだそうです。
更に高齢者がインターネットの出会い系サイトを利用する場合、ネット詐欺に遭ってしまう可能性が高くなります。
やっと使い方を覚えたインターネットで「○○万円の振込みが必要です」と言われてしまうと「そんなものなのか」と信じ込んでしまいがちであるため、注意が必要です。
また、出会い系サイトだけに関わらず、お金のことばかり聞いてくる相手には用心する必要があるでしょう。