お見合いの条件と家柄
恋愛は当人同士の気持ちが大事で、お互いが結婚することを決めれば、よほど周りの反対がない限り、ゴールイン出来ます。
しかし、お見合いは、家と家との関係性の要素が大きくなります。 世話人や紹介者がお見合いを勧めるときは、双方のバランスを重視しますし、その中には家柄も含まれます。
本人達が知らないところで、家柄が違いすぎるからと話がまとまらないこともあります。 また、家柄とまでは言わなくても、互いの家の家風が違うので、結婚後のお付き合いが出来そうにないからと両親の方から断わりを入れられるケースもあります。
お見合い自体、相手の条件を知った上で行われますので、せっかくお相手を探すならと条件のハードルが上がってしまう傾向があります。
本人に会うより前にプロフィールを目にしますので、相手に対して先入観が出来てしまうのは、ある意味仕方ありません。 プロフィールには、両親の職業、学歴まで記載されていることが多いので、本人だけでなく、親の職業から家柄についての条件を見られてしまいます。
そのことを気にするのは、本人より、むしろ親の方で、お相手の親の職業や学歴を知って、家とは釣り合いが取れないから、止めさせようとしたり、逆に本人の気が進まなくても、玉の輿に乗るように勧めたりということがあります。
これに対して、昔のお見合いは家柄を合わせていたけれども、今は「見て愛する」見愛に変わっていると、仲人業を行っているところもあります。
確かに、婚活サービスを利用すれば、本人が相手を選ぶお見合いからスタートし、恋愛を経て結婚に至っている例がたくさんあります。 第3者に相談できる環境もあり、基本的には本人同士が承諾すれば良くなっています。