お見合いする意味を捉え直す
婚活でお見合いを繰り返しているうちに、自分がしている婚活に意味が見出せなくなったり、結婚について自分の気持ちが曖昧になってきたりすることがあるかも知れません。
それは、そもそも結婚についての本来の意味を考えていないことがあると思います。
1960年代ごろは半数以上の人たちがお見合い結婚をしていて、今の結婚観とは違い、結婚は家や集団を守るものという意識が高い時代でした。
現在なら反発されそうですが、当時の多くの人たちはそのような風習に納得して、結婚していましたし、離婚率が低く、結婚生活を維持し続けることへの覚悟も強いものでした。
当人同士というより、家同士の繋がりが重視され、親戚同士が助け合うことは当然で、子どもが多くても子育てに困ることは少なく、家族のトラブルも身内で対処し、独居老人も殆んど居ませんでした。 結婚によって社会生活が保たれていた部分が大きかったのです。
現在は、個人単位の幸せを尊重することが優先され、結婚することで負うリスクより、生涯ひとりで自由気ままに暮らしていくことを選ぶ未婚者が増えています。 結婚には家庭や社会を支えている大事な役割があるということが見失われていることが原因だと思います。
結婚を損得や恋愛感情だけで決めるのではなく、社会への関わり方として捉え直してみてはどうでしょうか? 平凡でも家庭を築き、子どもを社会人として育てることは、個人の生活では決して得られない幸せの形だと思います。
これからの人生をどのように過ごしたいのか、子どもを育てたいのか、老後をどのように迎えるのか、人生プランを描いて、自分にとっての結婚の意味が見出せれば、婚活やお見合いにも前向きになれると思います。