地域おこしにも一役買う街コン
婚活と言う言葉が一般的になり、誰もが気兼ねなく使うようになりました。
以前はお見合いや合コンなどと呼ばれていたものも、今では婚活パーティと呼ばれるようになりました。
婚活パーティにも色々なものがありますが、中でも地方自治体を巻き込んで行われる街コンと呼ばれるものは、参加者の総数が数百名を超えるものもあります。 この街コンですが、地方自治体や地元の青年会などが企画して行われるパーティーです。
はやりの婚活パーティに便乗したと言うのもおかしいですが、相乗効果を狙い街起こしや地域活性化もかねているこの街コンは、いまや企画する側にも参加する側にも欠かせないイベントになりました。
基本的には地元商店街等が協力し、決められた時間内に協賛している複数の飲食店を回り、同席した異性と交流すると言うものです。
協賛する店舗側は、これをきっかけに街が好きになりリピーターとして再度来店してもらえたら良いと言う声や、観光客のオフシーズンでお客も少ない時期なので非常にうれしい、などという声もおおく聞かれるようです。
地元から参加する人も多いので、地域にとっては若者が将来地元に定着し、将来の人口減や結婚出産による人口及び税収の増加、さらには地域が活性するとあって町を挙げて応援しています。
また福コンと呼ばれる福島で開催されている復興地域支援イベントと兼ねた街コンもすでに数回開催され、それぞれに数千人もの男女が参加するイベントに発展し、原発事故の風評被害で結婚適齢期の男女が恋愛や結婚の機会から遠ざかっている事もあり、この婚活イベントはそういった暗いイメージから抜け出すのにも一役買っています。
地域側も少子化問題や若者の活性化対策として、この婚活イベントを地域のとして有効活用しているようです。 参加する側も大勢との出会いが期待出来、またSNSに参加しているような感覚で入りたい店に入り、もし気に入る人がいなければ違う店へと言うように気軽の参加出来るのは非常に良いです。
地元の街コンに参加するもよし、気になる街へ美味しいものを食べにいくついでに出会いを求めにいくのもよしとメリットがあるので、一人で婚活とか合コンなどに参加すると言う感覚ではなく、友達同士で楽しみながら参加出来る婚活のスタイル、街コン。 婚活の為だけでなく、地域を挙げてのイベントとして定着しているようです。