婚活で『お婿さん』って難しい
男兄弟がおらず姉妹しかいない、一人っ子である、などの様々な事情から、お嫁入りするよりもお婿さんが欲しい、と思いつつ婚活している女性、最近は増えているのではないでしょうか。
ですが、婿取りはハードルが高い。 そう思っている方が大半だと思います。 たとえ、お相手の男性が「婿に入ってもいいよ」と言ってくれたとしても、男性のご両親の反対で破談になってしまった……などというのもよく耳にしますよね。
男性側が女性側の姓に変わる、それには表面上は同じでも中身は違う、二通りのものがあります。 ひとつは、ただ戸籍上の名前が変わるだけの『婿入り』。 もう一つは、義理の両親と養子縁組をする『婿養子』。
『婿入り』と『婿養子』は全然違っていて、ただ女性側の姓を名乗る、と言うだけなら、別段難しいことはありません。
女性が嫁入りした際、男性側の姓に変わることが多いですが、男性のご両親と養子縁組するケースはほとんどありませんよね。 それと同じで、戸籍筆頭者が女性である以外は、『婿入り』は普通の結婚と何ら変わりがありません。
しかし、男性側のこだわりで、戸籍筆頭者は男性の自分でありたい、という時や、女性側の家業などを継ぐ必要があり、相続などの問題で法的な親子関係が必要な場合は、義理の両親との養子縁組がなされて『婿養子』となります。 ハードルが高いのはこちらの、養子縁組が必要な『婿養子』のほうなんですね。
ただ女性側の姓を名乗ってもらいたいだけなら、ハードルはとても低いですから、『婿入り』希望で婚活している方はそのことを心に留めて、最初から堂々と、「お婿さん希望です」と伝えて婚活しましょう。
最近は姓が変わることに抵抗がない男性も増えているので、きっと良いお相手が見つかるのではないでしょうか。