年々増加する結婚相談所や結婚紹介所の市場規模
みなさんは婚活という言葉がどのように世の中に出てきたのかをご存知ですか。
この言葉は2007年の11月に雑誌「AERA」に初めて登場します。
もともとは、結婚活動でしたがその後省略されて婚活となりました。 この言葉に後押しされたように、結婚紹介所のような専門サービスをビジネスとして展開するところも出てきました。
では、いったいそれらの市場規模はどのぐらいなのでしょう。 結婚相談所や結婚紹介所は大手有名企業から個人経営もあり、確かな数字は把握しづらいと言われていますが、だいたい500億円から600億円ほどでしかも年々増加の一途をたどっています。
また、事業所数では全国で1000を大幅に超え、会員数数十名規模の小さな所から数十万規模の大きな所までと急成長しています。
婚活という言葉が誕生してから5年の今、今でもブームに乗って多くの企業が結婚相手紹介サービスに参入し、さまざま独自サービスを展開して、市場規模をますます大きくしています。
しかし、その一方で結婚相談所や結婚紹介所のサービスに対する苦情も年々増えています。 国民生活センターの調べでは、2000年度に1500件あまりであったものが近年では3000件を超えるようになりました。
市場規模が大きくなると顧客の奪い合いがうまれ、その中からは強引な勧誘や中途解約に関するもつれ、過大広告など、いくつかの問題が生じています。
このような現実において真剣に婚活に取り組んでいる人は、どこの企業のどんなサービスを利用するのかもしっかりと選ぶ目を持つ必要が出てきたのではないでしょうか。